魚箱ラベルはアートであり、市場は美術館である。

デザインは印刷屋の技術があってこそなのです

こんにちは!
今日も「おととごと。の魚箱ラベル市場探訪」略して「ラベたん」のお時間がやってまいりまいた!

そろそろ市場に行きたいなぁと思っていたら今日は水曜日!
水曜日は市場がお休みの場合が多いですね。
新型肺炎が少しずつ広がっているので、地下鉄に乗ったり人混みに行くことに恐怖をおぼえていますが、明日にでも市場に行ってみようかなと思います!
マスク必須!!

さて、今日のラベルは昨日の投稿のおさらいみたいなデザインです。
それではいってみよー!

スポンサーリンク

株式会社松江「子持ちからふとししゃも」

色数:2色(黒・赤)

用途:ししゃも(鮮魚加工品箱)

アイスランド産の樺太ししゃもを国内加工・販売をしている商品のラベルです。

大胆な半調デザイン

さて、昨日お話した「半調」という技法をこれでもかと使っていますね(昨日の投稿はこちらから)
どの部分が半調なのか見ていきましょう。

黒のトーンを変えて色数を多く見せているのも特記すべき点ではあるのですが、私がすごい!と思う所は、背景全体に20〜30%濃度の半調を使っているところです。

版の性質にもよるので絶対とは言えませんが、半調は版を彫刻する際にあまり安定せず、印刷すると色ムラになったりかすれたりしやすいので、デザインする際はできるだけ避けるようにしています。

また、20〜30%の半調は希望通りの色が出るかは仕上がりを見ないとわからないため、出来上がり品が全てになります。

余談ですが、魚箱ラベルの印刷サンプルは基本的にありません。
本番印刷後のフィルムをお見せすることはできますが、それが希望の仕上がりと違った場合でもやり直しはできません。
どうしてもやり直したい場合は1からやり直しか、次回ロットで作り変えになるのです。
そうならない為に、印刷の色調に立ち会うことが多々ありました・・・
その辺のお話もまた今度書きます!

そういう事で、印刷ロスを考えるとちょっと危ない橋を渡りそうなデザインですが、半調部分の色ムラやかすれもないし、トーンの違いもきれいに印刷されていて、これはだいぶ製版と印刷屋さん頑張ったなぁ・・・!と見惚れるラベルになっています。

あと細かいところを言うと、左端の赤いダイヤ型の下の部分だけ波が上書きされているのも、デザイン的におしゃれだなぁ、参考にしよう←
と思いました!

加工品には必須な「内容表示」

原材料を海外から仕入れて、国内加工しているような商品にはかならず「内容表示」が記載されています。

ここで製造者を知ることもできます。

ちなみにこちらの株式会社松江の商品は、「かね満」という屋号で商品を販売しているようです。

調べてみたところ、ネット販売ありました〜!

デザインの依頼をもらった時は、必ず末端ユーザー(ラベルに明記されている企業様)のホームページや販売サイト、その他SNSをチェックして少しでもデザインの好みなどを把握して希望に添えるデザインになるよう、毎回徹底的にリサーチしています!
こうやって魚箱ラベルから企業を知るのがちょっとしたライフワークになってます^^

コメント

タイトルとURLをコピーしました