おはようございます。
今日も「おととごと。の魚箱ラベル市場探訪」略して「ラベたん」にお越しいただき、ありがとうございます!
今日ご紹介するラベルは、パッと見魚箱ラベル(私も魚箱ラベルだと思って撮影した)けど、実は…な1品です。
しかもデザイン的にもかなりおもしろいラベルです。それではいってみよー!
東部青果出荷組合「イエロークールサブマリン」
色数:3色(赤、紺、黄色)
用途は最後に記述するとして…
まず、このデザインのどこがおもしろいのか解説しますね。
あえての黄色を使う
ラベルをデザインする際、黄色はまず最初に省く傾向にあります。
理由は、白地に黄色は目立たないから。
市場の眩しいライトの下では、黄色は色飛びして目立たないのですね。
どうしても黄色を使いたい場合は、黄色の周りに濃い色を持ってきて色を引き締めるのがセオリーだったりします。
さて、イエロークールサブマリンのデザインはと言うと、めっちゃ黄色使ってる!
そしてもう1つ革新的なのは
そう、文字の周りを濃い色で囲ってないんです!
あえて文字を濃い色で囲わず、スッキリしたデザインに見せているんですね。
東部青果出荷組合様のこだわりを感じます。
デザイン重視だからこそのプラマークの位置
プラマークとは、ラベルの素材を表示するマークです。
大体はデザイン内の右下あたりに配置されています。
さて、イエロークールサブマリンを見てみましょう。
さて、プラマークはどこにあるでしょう?
中央下部を見てみてください…!
そう、光電管マークと一体化させているんです!
プラマーク?光電管マーク?という方はこちらをどうぞ→魚箱ラベルとは
デザイン内にプラマークが入ると、どうしてもデザインの邪魔になる・デザイン内にプラマークが入るスペースがない、などという時に光電管マークとプラマークを一体化させるという技を使うことがあります。
このイエロークールサブマリンの場合、プラマークが入るスペースはあるので、あえて光電管マークと一体化させたんですね。
ここからもデザインへのこだわりを感じます。
潜水艦だし魚いるし魚箱でしょ…ん?
ここまで読んで、勘のいい人ならもうお気づきかと思います。
この箱は何を入れる箱なのか…
潜水艦だし…魚跳ねてるし…魚が入るんじゃないの?
…いや、よく見てください。
東部青果出荷組合…
千葉県産…
この潜水艦の形…もしかして…
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!トウモロコシ乗ってるやん!!!
そう、この箱、魚箱ではなく農産箱!!!
トウモロコシを入れるための箱でした!
このブログ書くために画像をじっくり見て、このトウモロコシボーイを見た時にほんまにア゙ア゙ア゙ア゙ア゙(゚ロ゚)!!!ってなりました。
魚市場とはいえ、もちろん市場なので青果部もあるわけですが・・・
魚箱ちゃうやん…!